おはようございます。GATENJUKU代表の小林です。この時期、毎年注目している国交省の報道発表があります。それは、建設業許可業者数調査の結果です。今年の3月末時点(平成28年度末時点)の結果が、先週5月24日に発表されました。
建設業許可業務を扱うなら業者数は把握しておこう!
発表によると、平成29年3月末時点での建設業許可業者数は全国で465,454業者で、前年よりも2,181業者減ったとのことです。そのうち、大臣許可業者が10,058業者とのことで、残りの約45万業者は都道府県知事許可業者です。調査結果の資料を見ていると、色々なベスト3、ワースト3が見えてきます。
<知事許可業者数の多い都道府県TOP3>
1位 東京都(42,770業者)
2位 大阪府(36,959業者)
3位 神奈川県(27,128業者)
<知事許可業者数の少ない都道府県TOP3>
1位 鳥取県(2,080業者)
2位 島根県(2,828業者)
3位 高知県(2,912業者)
個人的には、三大都市圏である愛知県がなかなか3位になれないのが意外です。神奈川県と1,500業者くらいの差で4位につけていますが、この差を埋めるのは難しいのかもしれませんね。そして、こないだ当社で申請した高知県!少ない都道府県3位でした。鳥取と島根の案件にたどり着くのは大変かもしれません…。ご紹介いただければ幸いですwちなみに、建設業者の数は人口と比例関係にあるんですよね(小林調べ)。
<取得している業者が多い業種TOP3>
1位 とび・土工工事業(163,849業者)
2位 建築工事業(154,808業者)
3位 土木工事業(130,932業者)
<取得している業者が少ない業種TOP3>
1位 清掃施設工事業(458業者)
2位 さく井工事業(2,476業者)
3位 解体工事業(13,798業者)
これまた面白いと思いませんか?建築か土木の一式工事業のどちらかが1位かと思いきや、とび土工工事業という専門業種がまさかのトップ!昨年6月に「解体工事業」が新設されたので、今後は少し伸び悩むかもしれませんが、それでも工事の幅の広さが取得業者数トップの理由と考えられます。
そして、その解体工事業は少ない3位につけているのは仕方がないとして、残りの清掃施設工事業とさく井工事業この2つは不動のトップ2と言えるのでしょう。僕は10年やってきて、さく井工事業のお客様は1者だけありますが、清掃施設工事業の許可業者様はまだ出会えていません。ご紹介いただければ幸いですw
それ以上にプロとして知っておきたい業者数の推移の雑学
本当は、こちらをメインにするつもりで書き始めた記事なのですが、自分の中で妙に盛り上がってしまったので、こちらの内容は明日、改めて書かせていただきますね。
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