特定行政書士はいいのですが、お客様がそれを望むかどうか

おはようございます。GATENJUKU代表のこばやしです。昨日は半日、東京都行政書士会の役員全体研修会で缶詰でした。急ぎの仕事もスタッフが対応してくれて、今日は朝から埼玉県へ提出に行ってくれています。感謝ですね(^-^)

「特定行政書士」の勉強を少しかじってきましたが…

その全体研修会では、事前に希望を出したテーマごとに分かれて、勉強会が開催されました。僕はというと、特定行政書士でもないのに「行政法(特定行政書士)の理解」というテーマの勉強会に参加。講師は著名な黒沢レオさんで、講師歴10年ともなると話がわかりやすくてさすがでした!それはさておき、勉強会は2つの事例を扱ってケーススタディをしました。何年ぶりかに目にする行政手続法の条文、色々な解釈や考え方などがとても興味深く、特定行政書士の活躍できる場面って意外とあるんだなぁと思いました。

しかし、その一方で、果たしてお客様がそれを望むのだろうか?という点が、ものすごくひっかかりました。不服申し立てや審査請求をするかどうかというのは、最終的にはお客様の意思です。行政と戦うわけですから、許認可が絡む案件では業者さんは当然に目をつけられることになりますよね。もちろんそれが理由で不利益なことされたりしたらそれは違法なわけですが、それでも影響は未知数。下手すると取引先からも「この会社やばい会社だな」と思われてしまうかもしれません。

そう考えると、特定行政書士として行政と一戦を交えるというのは、僕らは良くてもお客様が嫌がるケースがほとんどなのではないかなと思ってしまいます。そう考えると、特定行政書士って難しいですね…。

ただ、特定行政書士のための勉強そのものが役に立つという話をよく耳にするので、また、「こばやしさんは絶対受けた方が良いよ。」(よく役所と激論しているから?w)と2、3人から言われているので、そのうち受けてみようかなとは思います。ま、使わずに済むのが一番なんですけどね!

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