平成30年4月経審改正に伴って、再審査を受けるか否か

こんにちは。GATENJUKU代表のこばやしです。今日は国土交通省で開催された会議を傍聴してきました。こういう会議に来ている行政書士さんは、あまりいないですね。今後の方向性とか議論の内容とか、とても参考になるのになぁ。

再審査を受けた方が良いのは、次のような建設業者さんです

4月からの経審の改正については、当ページでも何度か記事にしてきました。改正の内容については、こちらをご参照いただければ幸いです。そして、経審の改正があると必ず“再審査”があるのですが、それがようやく公表されました。(東京都の該当ページ

受付期間は、平成30年4月2日(月)から7月27日(金)までの開庁日(大臣許可業者の方は水曜日除く)で、時間は16時からのみとのことです。ちなみに、再審査は無料です!

で、再審査となると、再審査を受けようか否か迷っている方もいるかもしれません。今回の改正については、
1.防災協定が有りの方
2.建設機械が有りの方
3.改正により大型ダンプで建設機械の項目が新たに加点となる方
であれば、経審点がアップするので、受けた方が良いかもしれません。ただし!社会保険未加入が1つでもある場合にはマイナスが大きく響く可能性が大なので、きちんと試算することが必要です。

見落としがちなのは、受けてもいいけど意味がないかもしれない方

それはズバリ、5月決算までの業者さんです。今年の冬は2年に1度の入札参加登録が集中する年です。中央省庁、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、埼玉県など、首都圏だけでもかなりの数あります。これらのうち中央省庁と東京都は、従来どおりの取り扱いであれば、5月決算までの業者さんについては前年(平成29年度)ものを使うことができません。つまり、今年の冬の定期受付に際しては平成30年度の経審を受けていなければならないので、せっかく再審査を受けたとしても、使う機会がほぼゼロになのです。

とりあえず受けておくというのも選択肢ではあるのですが、受けても使わない、使えないものを受けてもらうというのは僕としては気がひけるので、そういう方にはあまり積極的にはお伝えしていません。

ちなみにですが、国土交通省は再審査を受けたら入札の格付け見直しをしてくれるようですが、東京都はその予定はないそうです。当然、東京電子自治体共同運営も。

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