税理士さん、そろそろ「税込」表示の決算書をやめましょう

おはようございます。GATENJUKU代表のこばやしです。今日はこれからお客様の協力会旅行に混ぜていただき、伊豆まで1泊の旅行に行ってまいります。飲みすぎないように注意します(^_^;)

建設業者さんの決算書は、「税抜」表示の1択です!

ここのところ立て続けにあったのですが、経審を受ける建設業者さんの決算書が「消費税込」で作成されていました。しかし、経審を受ける場合、免税業者さん以外は必ず「消費税抜」で建設業財務諸表を作るというのが経審のルールになっています。そりゃ当然ですよね、税込と税抜の業者さんが混在していたら、経審で点数をつけるのに公平な判断ができません。

税込表示の方が手軽ですし、売上高が大きく見えるので税込にしている方もいるのかもしれません。しかし、経審を受ける際、消費税込から消費税抜に変更する処理の関係で、売上高、売上総利益(粗利)、営業利益等の会社を経営していく上で重要な経営数字が変わってきてしまうというデメリットが発生してしまいます。例えば、ギリギリ黒字になっている税込の決算書は、建設業財務諸表にすると赤字に転落してしまうということも少なくありません。

消費税が10%に上がると、経営数字に及ぼす影響も当然大きくなります。税抜にしたら赤字になったとか、思ってたよりも利益が減ったとかいう事態にならないように、決算書の時点から「税抜」にしていただくと良いでしょう。経審のためにも、経営判断をする上で正しい数字を把握するためにも、とても大切なことです。お客様のためにご協力いただけるよう、税理士さんにぜひ相談してみてください。

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