経営状況分析(Y点)8指標の解説①「純支払利息比率」

おはようございます。GATENJUKU代表のこばやしです。今日から8日間、経営状況分析(Y点)の8指標を1つずつ簡単に解説していきます。

① 純支払利息比率

支払利息が売上高に比してどれくらいあるか、という指標で、次のように計算します。計算するときには、支払利息とは逆に、会社に入ってくる受取利息や受取配当金の分を差し引いて計算することができます。なので、名前が「純」支払利息比率なんですね。

一番右に書いてある上の5.1%が上限値、下の-0.3%が下限値です。当然ながら、支払利息は少ない方が良いので、この指標については下限値に近い方が(数値が低い方が)点数が良くなります。

この計算式で数値を小さくするためには、分母を大きくするか、分子を小さくするかですよね?これは小学生の算数の問題です。分母を大きくする=売上高を大きくするということですが、粉飾は絶対にNGですw

一方で、分子を小さくする方法は2つあります。支払利息を小さくするか、受取利息配当金を大きくするかです。この点、税理士さんの作る決算書では、「支払利息割引料」という科目で「支払利息」と「手形割引料」をひとまとめにしているケースが見受けられるので、それはきちんと区別してあげると良いでしょう。また、「受取配当金」が「雑収入」になってしまっていたりしないかも、きちんと確認する必要があります。

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