安易に“無料相談”をしていませんか?

おはようございます。GATENJUKU代表のこばやしです。今日は、賛否両論あるかと思いますが、「“無料相談”が果たして良いのか」ということについて、あえて発言したいと思います。

その「無料相談」に、ちゃんとした意味があるか?

先日、ホームページを見た方からお問い合わせをいただきました。うちはあまりwebに力を入れていないので、お問い合わせがあると泣いて喜びます(笑)今回いただいたお問い合わせは「○○について相談したいのですが、今日明日でお時間をいただけますか?」というものでした。これに対して、「手続きのご依頼を前提ということでしたらご相談は無料ですが、ご相談の後に手続きは自社で行うということでしたらご相談料をいただいております。ご相談料は〇〇円/hです。」と、お返事させていただきました。すると、明らかに声のトーンが下がりましたが、「わかりました。」と仰って電話を切りました。

結果として、このお問い合わせはお仕事には結び付きませんでした。その後、お断りの電話がかかってきたのです。こればっかりは仕方がありません。おそらく、ご相談料が高いと思ったのでしょう。5,000円/hだったらご縁があったのでしょうか?無料だったらご縁があったのでしょうか?それはわかりません。ただ、1つ言いたいのは、こちらも本気でご相談に乗り、できる限りご相談者の悩みや不安を払拭したいと考えていますし、そのために普段から時間と労力を使って仕入れ(というノウハウの蓄積や自己研鑽)を行っています。それを無料で、あるいは有料にしても安価で利用しようというのは、やはり少し違うのではないでしょうか。

厳しいことを書いていますが、実は、ご相談者が悪いとは思っていません。僕が言いたいのは、安易に“無料相談”としている士業の方が多すぎませんか?ということです。

勘違いしないでいただきたいのは、“無料相談”自体を否定するつもりはありません。矛盾するようですが、僕もやっています。他士業やお客様からご紹介いただいた際には無料で相談に応じていますし、既存のお客様のちょっとしたご相談や調べものはサービスの一環としてお金をいただいておりません。また、セミナーを開催した時などは、集客の仕組み全体をきちんと考えてファーストアクションとして無料相談を設けています。大切なのは、“無料相談”にちゃんとした意味があるか?です。この点、きちんとした考えもなく安易に“無料相談”としてしまうことが、違うと思うのです。

あなたの“無料相談”には、きちんと意味づけがなされていますか?“無料相談”の役割が明確になっていますか?いつまで“無料相談”でいきますか?安易に無料にするのではなく、時間、労力、蓄積したノウハウ等をフル活用して、不安や悩みを払拭あるいは小さくし、その対価としてお金をいただく。その方がこちらも本気になれるし、ご相談者も遠慮なく相談ができるはずです。

ページトップへ戻る