経審が改正されます!早速、ポイントは押さえておこう!

おはようございます。GATENJUKU代表のこばやしです。ご存知の方も多いと思いますが、先週の7月25日に中央建設業審議会総会が開かれ、経審の改正について審議されました。沖縄行く直前だったので、すっかり遅くなってしまいました(^_^;)

経審改正のポイント!

時期はまだ名言されていませんが、改正の内容が比較的軽微なので、遅くても来年度中には改正されるんじゃないかなぁというのが個人的な見解です。早速、内容を簡単に見ていきましょう。

1、W点のボトムの撤廃

ボトムの撤廃と言われてもピンとこないのですが、要するに、W点ではマイナス点を付けることが可能となったということです。現行制度では、社会保険未加入等で減点されてもW点の最低点は0点だったので、それ以上悪くなりようがなかったのですが、この改正により、社会保険未加入等で減点されたらその分とことんW点でマイナスが付くようになります。これは社会保険未加入業者への減点措置の厳格化ということができます。国としては、この措置によって、『建設産業政策2017+10』の中の「働き方改革(社保完備して働きやすい環境整備)」及び「良質な建設サービスの提供(法令違反業者の排除)」に取り組んでいきたいということでしょう。

2、防災活動への貢献状況(防災協定締結の有無)の加点が5点アップ!

昨今の地震や台風被害等での建設業者の活躍は目を見張るものがあるからでしょうか、地域の守り手としての活動をより評価することとなります。W点で5点分増えるので、P点では約8点加点されることになります。『建設産業政策2017+10』でも地域に貢献する企業を後押しする旨の方向性が示されていたので、その一環と言えますね。

3、建設機械の保有状況の加点方法の見直し(全体的に加点アップ!)

これも上記の2と同様に、地域に貢献する企業を後押しする一環と言えます。今までは建設機械1台につき1点ずつ加点され、15台( 15点)までという評価制度になっていました。今度の改正でそれが見直され、1台めでいきなり5点もらえるようになります。最大15点というのは変わりませんが、14台まで総じて点数が上がる評価方法になるようです。

また、建設機械として評価対象になっている大型ダンプについで、今まではマル建(自家用の白ナンバー)のものしか認めていませんでしたが、マル営(営業用の緑ナンバー)のものも評価対象に加わるようです。業者さんによってはこちらの方が影響が多いかもしれません。「なぜ同じ車両なのに評価されたりされなかったりするの?」とお客様からも言われ、僕自身もずっと疑問に思っていたところなので、そういった声を拾った形になったかと思います。

アンテナを張って、続報を待ちましょう!

経審の改正があると再審査があるでしょうし、そうすると、入札で有利に働く業者さんも出てくるかと思います。アンテナを張りつつ、情報収集を怠らないようにしましょうね(^-^)

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