こんにちは。GATENJUKU代表のこばやしです。既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、先週26日に、日刊建設工業新聞に興味深い記事がアップされていました。
自治体ごとの入札参加資格審査申請の様式を統一化へ
各自治体が発注する建設工事の入札に参加するためには、経審を受けた上で、各自治体へ“入札参加登録”を行う必要があります。共通審査として位置づけられている経審の点数に加えて、各自治体で独自に評価する項目を加味して、自治体ごとの格付けが付与されるわけです。言わば、その自治体の“入札に参加したい業者リスト”に名前が掲載されることになります。この登録申請を、正確には「入札参加資格審査申請」といいますが、うちでは“入札参加登録”と呼んでいます。
この“入札参加登録”ですが、申請書の様式が自治体によってさまざまで、なかなかに申請者泣かせでした。しかし、この度、これをなるべく統一しよう!ということで、動き出したそうです。今年度中に書類案を作成するとのことで、おそらく令和3,4年度の入札参加登録の定期受付から利用開始となるでしょう。
確かに、“入札参加登録”において、独自の審査項目は、各自治体の考えを反映していたり地域性だったりと、大事な個性と言えます。しかし、使用印鑑届や営業所への委任状、役員名簿、暴排誓約書といった書式についてまで、独自のものである必要はありませんよね。また、申請者の事務的負担の軽減という意味でもとても大きいです。各自治体のホームページを調べて、ダウンロードして、作成して…という手間が大幅に改善されることでしょう。そうなると、“許認可等手続代行士”の方には、厳しいかもしれませんね。今のうちから、+αを備えておきたいところです。