建設業許可申請時、定款の目的確認していますか?

こんにちは!!GATENJUKUのスタッフMです。
GATENJUKUでは、卒業生と在校生でチャットワークでグループを作っています。今日は、その中でいただいたご質問をひとつご紹介します。

今度、東京都知事・一般新規で内装工事の業種追加申請をお考えのお客様です。定款の目的に内装工事を行っていることを読み取れる目的がありません。今回は『追加します』の念書で対応しようと思います。ただ、手引きには念書の雛形がないので、過去に対応された方がいらっしゃいましたらどのような書式・内容にしたかを教えてもらえませんか?

まず、この質問の素晴らしいところ。定款の目的に“内装工事”を読み取れる目的が入っていないと気付いた点です。新規申請の場合は、GATENJUKUでもお伝えしている謄本や定款チェック項目に必ず目を通すので、この“定款の目的”の不足に比較的気づきやすいのですが、業種追加の場合、一度許可を取っていますし、業種追加の場合は定款や謄本を省略可能(東京都)なので油断しがちです。
定款の目的そのものについては、許可要件ではないので(東京都)対応する“目的”が入っていないからといって不受理という事はありません。ただ、この場合に上記の質問にあるように

①『しかるべき時に目的追加いたします。』という旨の念書を添える
②定款と謄本の目的を変更する

の2択になります。②は時間も費用も掛かりますので、一日も早く許可が下りるためには①を選択する方が圧倒的に多いです。この目的追加の念書には、お客様の実印の押印が必要な書類です。何度もお客様に押印のお願いをするのは、お客様にも私たちにとっても気持ちのいいものではありませんし、お客様によっては、後から始末書や念書等の追加をお願いすると『なんで最初から言ってくれないのよ』と思われるお客様もいらっしゃいます。申請書類以外の書類に押印を願いすることは、私たちにとってはそんなにレアなケースではありませんが、お客様にとっては不安になる所でもあります。お客様に少しでも安心していただだくためにも、そういった書類はできるだけ申請の前にきちんと説明をしておきたいですね。

 

このように手引きには書かれていない、こんなケースやったことない!!というご質問や、初めて対応する書式やひな形などは、GATENJUKUのグループ内でみんなで共有しています。
先日のはじめてのお客様訪問記、でお話ししたように頭で分かっていても言語化できないという私に、アウトプットとインプットの機会を与えていただき私自身大変勉強になっています。また、先日のデビュー戦は小さな一歩ではありましたが、より実践的なやりとりをリアルタイムで触れられるGATENJUKUでの環境が、お客様と直接やりとりしたい!!けど不安だ……という私の背中を押してくれました。私も皆さんの背中を押してあげられるように日々精進してまいります!!

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