役所の言うことを聞くだけなら、行政書士は要らない

こんにちは。GATENJUKU代表のこばやしです。昨日は都庁の建設業許可相談員でした。午後だけで電話相談が25件もあったので、実に10分に1本以上のペースで相談を受けていたことになります。自分の事務所にこのペースで電話が来たら、仕事が全然できませんねw

経審で加点評価の対象となるか否かで、都庁と大激論!

相談業務は9時半からなのですが、その前に30分ほど、東京都の経審担当と大激論しました。詳しくは書けないのですが、都は「認められない」、僕は「基準は満たしている!納得がいかない!」という戦いをしておりました。

ダメだという明確な理由を示してほしいと説明を求めても、大臣許可の管轄である関東地方整備局ではOKもらった話をしても、「東京都の見解です。国は国です。」みたく言うわけです。おいおいおい!ムキー( *`ω´)こうしてくれるわっ!

と思いつつも、もちろんやっていませんwまぁ、結論としては、なんとか主張を認めてもらうことができそうです。まだ確実ではないんですけどね。

役所の言うことを聞くだけなら、行政書士は要らない

言いたいことは、都庁をねじ伏せた話ではありません。お客様から書類を預かり、お客様に代わって申請に出向く。その時点で、お客様のためにベストを尽くす義務があるわけです。行政から「これは認められません。これはダメです。」と言われて、「はい、そうですか。」と引き下がってくるのであれば、行政書士は必要ありません。

どうしてダメなのか?こういう考え方、こういう切り口で審査することはできないのか?など、行政と建設的な議論をするのも行政書士の大事なお仕事だと思います。役所が「前例がない」「今までみたことがない」という理由でNGを出すことって結構あります。あるいは、行政の担当者の中には、変な前例を作りたくない、責任問われたら困る、と思っている方も少なくないと思います。

そこで、我々行政書士の出番です!!

法令・通達・解釈、時にはそれらの根拠や制度趣旨まで総動員して、行政と建設的な議論をし、そういう凝り固まったものを丁寧に溶かしていく。そんな仕事が求められているのではないかと。GATENJUKUでもそのエッセンスやヒントはお話をしているところです。

一応お伝えしておくと、理不尽なことや無理難題を役所に押し付けて、ゴネまくる書士さんもいるようですが、それは論外ですからね!そういう書士さんが後を絶たないという話も、都庁から公式に聞いています。それはそれで、とても残念でなりません。

ページトップへ戻る