おはようございます。GATENJUKU代表のこばやしです。経営状況分析(Y点)の8指標を解説する特集も4日目となり、折り返し地点を迎えました。今日は、昨日お伝えした③総資本売上総利益率と合わせて、収益性・効率性を表すコチラの指標です。
④ 売上高経常利益率
これはTHE経済指標の1つで、以前に当ブログでも取り上げたことがあります。(そのときの記事=『行政書士は、経済指標アレルギーを少しずつ克服していこう!』)これも前回の総資本売上総利益率と同様に、どれだけ効率的に稼げているかを表す指標の1つです。ただし、視点が少し違っていて、次のように計算します。
経常利益を売上高で割って求めます。経常利益が売上高の何%に相当するかであり、言い換えれば、いかに経費を抑えて上手に利益を出せたか、を表しています。一番右に書いてある上5.1%が上限値、下の-8.5%が下限値で、数値が高いほど点数が良くなります。
例によって、数値を良くするためには、分母を小さくするか、分子を大きくするかですが、単に売上高を小さくするのは得策ではありません。
そうなると分子を大きくするしかないのですが、経常利益を大きくするためには、工事原価や販売費および一般管理費がかかりすぎていないかを見直す必要があります。社長だけではなく、社内全体で取り組んでいく必要がありますね。
蛇足ですが、この点は損益計算書の構造が理解できていると理解が早いです。
連載:経営状況分析(Y点)8指標の解説
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